(写真:京急 油壺マリンパークのイワトビペンギン)
イワトビペンギンは、不良っぽい髪型(羽根型だが)で人気のペンギン。映画やコマーシャルのキャラクターにもよく使われている。ただ、イワトビペンギンのキャラクターの登場する背景が、常に南極や氷山の上なのが気にかかる。イワトビペンギンが本来暮らしているのは南緯60度より北の海域で、繁殖も氷や雪のない岩場や草むらで行われるのだ。
イワトビペンギンは、不良っぽい髪型のイメージどおりの性格で、ペンギンの中ではとりわけ小型の種類でありながら、他の中型や大型のペンギンを威嚇して道を開けさせるほど好戦的だ。
イワトビ(岩跳び)ペンギンの名称どおり、岩の上を跳びはねるようにして登る。高い場所が好きなようで、水族館でも見通しのいい岩場の頂上で、他のペンギンを睥睨しているかのような姿がよく見られる。
イワトビペンギンは、ペンギン特有のヨチヨチ歩きではなく、両足を揃えてピョンピョンと跳びはねて歩く。小石を集めて石の巣を作るが、石をくわえてピョンピョンと跳んでいく様子はとてもかわいい。
イワトビペンギンに会える水族館
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京急 油壺マリンパーク(神奈川県)
イワトビペンギンを飼育する水族館は多いが、その中でも油壺マリンパークのイワトビペンギンだけは特別にオススメのイワトビペンギンだ。
体格のいい亜種のキタイワトビペンギンで、体が大きいだけでなく、ツンツン頭の逆立ちぶりも、金髪メッシュの長さも、他の水族館のイワトビペンギンを寄せ付けないほどに立派。燃えるように真っ赤な目の色も魅力的だ。
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