カスピカイアザラシは内陸のカスピ海に生息するアザラシで、バイカルアザラシとともに最も小さいアザラシの一つ。カスピ海が海と名付けられているのは、淡水ではなく塩湖であるためだ。世界で最も大きい湖で、面積は日本の国土と同じほどもある。
カスピ海には、チョウザメなどの水産資源が豊富で、それらの魚類とともにカスピカイアザラシもなんらかの理由で陸封されたものと考えられているが、なぜ陸封されることになったのかは謎だ。
カスピ海の周辺には油田があり、日本企業も関わる油田がカスピ海の汚染に関与し、カスピカイアザラシやチョウザメの大量死を招いているとされている。
バイカルアザラシに会える水族館
カスピカイアザラシは、現在
鴨川シーワールドでのみ飼育されている。
鴨川シーワールドでは、世界で2例目となるカスピカイアザラシの繁殖に成功したが、母親が授乳せず飼育係が授乳して育てた。(1歳2ヶ月で死亡)
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