オーストラリアアシカは、オーストラリア南西の沖合の島々に住むアシカの仲間。カリフォルニアアシカよりも乾いた時の毛色が淡く、鼻が大きくて優しい顔をしている。
生息数はとても少なく2千~3千頭とされているが、カンガルー島に小規模なハーレムがあり、一般観光客が海岸で簡単に会うことができる。
多くのアシカたちがそうなのだが、野生のオーストラリアアシカは、ヒトを怖れることも危害をくわえようとすることもない。特に子どものアシカたちはヒトを見つけると近くまでやってくるほどだ。子どものオーストラリアアシカは子犬のように可愛い。
鴨川シーワールド(千葉県)
日本では、鴨川シーワールドでだけ、メスのオーストラリアアシカに会うことができる。彼女は、ロッキーワールドの岩礁プールで暮らしていて、カリフォルニアアシカのメスたちと行動を共にしていることが多い。
オーストラリアからは野生生物の輸出はされないことが多いのだが、鴨川シーワールドは、沖縄海洋博の時にオーストラリア館で展示されていたオーストラリアアシカの飼育を担当し、海洋博閉会後にそのまま贈呈されたのだそうだ。
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