■ 夢を追い続けた、一人の女性の姿に感動します。
多くの人が思い出で終わらせてしまう子どもの頃の夢。その夢を追って、狭く遠い道を選び、辛い日々を海獣たちと乗り越え、精神的な成長をしていく主人公に感動します。
■ ショートレーナーのすべてが分かります。
水族館のショートレーナーを扱った書籍は本書が初めて。ショートレーナーは動物使いではなく、海獣たちの気持ちが分かり、コミュニケーションがとれるたぐい稀な人々のことです。
主役である動物と脇役に徹するトレーナーの関係から、水族館が存在する意味について納得できます。
■ 指導者的立場にある人にオススメです。
言葉の通じない動物に対して「相手を認めることからはじめ、相手の気持ちになって考える」とは?
主人公のトレーナーが、海獣たちや後輩トレーナーに何かを教えるときの姿勢とポリシーは、教育の現場や職場などで、とても役に立ちます。
■ もちろん、水族館好きな人にはたまらない一冊です。
水族館関連の著者としては第一人者の中村 元の最新刊!さらに著者と写真家たちが何日もかけて撮影した、トレーナーと8種類の動物たちの写真の数々で、水族館写真集としても楽しめます。