いおワールド かごしま水族館<鹿児島県の水族館九州・沖縄の水族館WEB水族館 全国水族館ガイド

WEB水族館 全国水族館ガイド
全国水族館ガイドTOPへ
水族館動物写真図鑑へ
水族館に出かけよう。

WEB水族館
中村元
中村元 Facebook
中村元 Twitter
水族館の本・ガイド
水族館動物写真図鑑
イルカトレーナーになる

水族館を探す
50音順で探す
好みのタイプで探す
地図で探す

LINK
Plan・Do・See「はたらくのアイデア」
水族館プロデューサー『長所で勝負しない。弱点をいかに武器にするか』
にっぽんのマーケター2017年7月
マーケターの企み「中村元さん、水族館プロデューサー
文春オンライン2017年7月
中村元の『水族館哲学』から紹介します
モーニングショー「聞きトリ」2017年7月11日
水族館プロデューサー斬新アイデア
マリンガーデン、リニューアル物語(アニメ)


いおワールド かごしま水族館
「生きる」を哲学に、南西諸島の豊かな海を紹介

いおワールドかごしま水族館の写真
ジンベエザメの泳ぐ黒潮大水槽は、25mの幅に奥行き15m、深さ5m。壁の色、照度の調整によって、深い青色が出る演出がされていてとても美しく印象的だ。

鹿児島県の海は、与論島まで、南北600kmにも連なる広大でさまざまな表情のある海だ。この水族館の展示も、ラッコとアマゾンの水槽以外は、すべて鹿児島県の海で構成されている。
黒潮の海の大水槽には、世界で3ヶ所でしか飼育されていないジンベエザメに、カツオやマグロが泳ぐ。きらめくイカナゴの群が形を変えるようすはイワシの群の何倍も美しい。
「生きる」をテーマにしたこの水族館では、展示するジンベエザメを、5.5mを超える前に海に放流する方式をとっている。実にまともな考え方だが、普通に考えればなかなかできないことだ。
注目の展示は、錦江湾の海底から吹き出す火山性物質で生きるサツマハオリムシ。太陽ではなく地球を食べて生きる不思議な生物だ。深海の映像でしか見られなかった異世界を目の当たりにできる。
いおワールドかごしま水族館の写真
実物のヒルギが植えられたマングローブの水槽は珍しい。

姉妹サイト「ブログ水族館」でのいおワールドかごしま水族館の記事と写真
懐かしい生き物・ミズイリショウジョウガイ/エラブウミヘビ(10/1/17)
おめでたい魚・アカオビハナダイ(10/1/5)
鹿児島:温泉&いおワールド(09/12/27)

いおワールドかごしま水族館の写真
イルカショーの時間だけでなく、地階の水中窓、満潮時には海につながる水路でも、イルカを見ることができる。
いおワールドかごしま水族館の写真
サツマハオリムシは、生物には有毒な硫化水素を取り入れて生きている。錦江湾のある鹿児島ならではの異世界生物。

TEL 099-226-2233
住所 鹿児島県鹿児島市本港新町3-1
URL http://www.ioworld.jp/
開館時間 9時30分~18時
休館日 12月29日~1月1日
入館料 大人1500円、小人(小・中学生)750円、幼児(4歳以上)350円
年間パスポート 大人3000円、小人(小・中学生)1500円、幼児(4歳以上)700円
交通
電車: JR鹿児島中央駅から市電15分、水族館口下車徒歩8分(またはバス約15分、水族館前・桜島桟橋下車すぐ)
車: 九州道鹿児島北ICから国道3号線経由で約20分
駐車場 あり

魚の目情報
水族館や動物園に双眼鏡を持っていくと面白いのだが、ここには、ヒルギが植えられたマングローブの水槽前に、双眼鏡が備え付けてあった。シオマネキなどを観察すれば、フィールド観察と同じ気分が味わえる。


※禁転載。ここに記載されている全ての写真、文章などは中村元の著作に帰属します。