オキゴンドウは黒くて大きい。イルカショーで「クジラが出てきた!」と思ったら、たいていそれがオキゴンドウだ。水族館でも「イルカたちより大きな、クジラくんの登場で~す!」と紹介していたりする。
水族館で飼育されているオキゴンドウはだいたい4m程度大きさだが、自然界では体長6m、体重1トンを超える者もいるそうで、5m以上をクジラとする分け方から言えば、あながち大げさではない。
口と歯が大きくて、ちょっと恐竜系のコワモテ顔だが、他のイルカたちと同じように好奇心や理解力、コミュニケーション力がとても高く、ヒトにもよく慣れる。
イルカショーではもっぱら、巨体から繰り出す怪力自慢の役どころ。シャチが得意な人間ロケットでは、オキゴンドウにはスピードがあるので、シャチにも負けないほど空高くトレーナーを放り投げる。